つ・い・に。
新しいハイスペックPCを購入してしまいました!!
・・・・・・・・・。
ん?おかしいな、つい五か月くらい前にも同じことを言ったような。
いや、実は上の時に購入したPCはちょっと金額上乗せしてくれるというんで親戚に譲っちゃったんですよね。
別に急いでもいなかったのでいいかなと。
んで、9月に改めて発注しておニューのPCを今回お迎えしました。
あれから五か月経過して新しいCPUも登場したので今回改めて完全新規構成です。
OS:Windows 11 Pr
CPU:Ryzen 7 9700X
CPUグリス:Thermal Grizzly グリス
グラフィック(カード):MSI RTX4070 Super Gaming X SLIM Whit
CPUクーラー:Noctua NH-U12A
マザーボード:ASRock B650 Steel Legend WiFi
ケース:Corsair 4000D Airflow TG Black
メモリ:Crucial DDR5-4800 32GB (16GBx2枚)
SSD:WD Black SN770 2TB (m.2)
電源ユニット:Silverstone Essential Gold 750W
合計金額 税込みで395,350 円。死んだ。
いや、今回CPUクーラーを無駄に高いものにしてしまったしケースファンいっぱい追加しちゃったしCPUも新しいのを選択しちゃったしで正直コスパはよくなかったと思う。衝動買いにも等しかった。
以前に購入した時と環境がまたいろいろ変わってて特に熱問題にはかなり敏感だったゆえに選択だったと思います。後述しますが今回グラボがちょっと特殊な形状をしているものでして。
それはいったん置いといて、パーツ構成についてはやっぱりメモリ32GBでいいやとか微妙に変化はあるものの主要なパーツはほとんど同じ。
CPUが一番大きな変化かなぁ。今回は9700Xを採用しています。Zen5くんですねぇ。
7700Xシリーズとか割と傑作CPUと言われていますがそれの後継モデルになります。性能そのものは7700Xと比較すると微増レベルで巷で期待されているほどの性能向上はないと言われていますが、私にとってなんといっても魅力的だったのは圧倒的低TDPである事。7700Xのカタログスペック上のTDPが105wであるのに対し9700Xはなんと脅威の65w。これは私が今まで使っていた3700Xと同等の値です。
3700Xと比較すると性能はおおよそ1.7倍ほど。同じ消費電力でこれだけ性能向上しているのだから素晴らしいですね。空冷史上主義派の私にとってこの低TDPは何よりも重要です。
出たばっかりということもあってご祝儀価格乗っかっちまって本当に高かったけど・・・。それでも7700Xよりやっぱりこっちを使いたかった・・・。値段はともかく後悔はしていません。
さてはて、もう物は用意できているので早速写真を。どん。
ガラスパネルの反射が強すぎて自分のスマフォがよく映っている。
第一印象はやはりグラボがとってもスリム。
MSIの RTX4070 Super Gaming X SLIM Whitっていうもので名前の通りスリム。
その代わり奥行き?横のサイズ?が従来のグラボと比較しても結構長めです。OCカスタムなので通常のRTX4070Superより気持ち性能が高いのですがそこはまぁほぼ誤差の範囲内。
なんか白いグラボの電源コードが刺さっていないように見えるけどその先で黒いケーブルがつながっています。
ケースファンとCPUクーラーのファンが茶色なのも特徴ですねぇ。
このノクチュア製はこのカラーリングが特徴的で巷ではよくうんこカラーとかやじられてたりはしています。ただファンの性能としては業界レベルで見てもかなりハイクオリティなので品質は折り紙付き。ただ高い。
ケースファンが背面に一つと前面部分に二つ。さらにトップ部分に二つついています。トップは排気。なんで負圧状態ですね。
本当は全面に三つつけたかったんだけどサイズが思ってたよりでかくて入らんかった・・・・。14mmじゃ無理だったな。もっと薄いファンじゃないとダメだったか。
とにもかくにも設置。
下側にファンがついていないのがちょっと気になるがまぁ、いいでしょう。
窓際にはレミリアちゃんとフランちゃんと遊戯王のうさぎとうらーらがいます。うらーらいつもありがとう。
もうちょい近づいてみた時の写真。
めちゃくちゃ反射してて見づらい・・・・。
今写真見て気が付いたけどCPUクーラーのファンの手前側ちょっとずれてるな。
さて、この写真からだとちょっと分かりにくい所ですがグラボの手前側の背面パネルに大きな穴がありますてファンで吸い込んだ空気をそこから廃熱するという仕組みになっています。
これ、そのまんま温まった空気がCPUファンによって吸気していくので結構CPUを冷やしにくい構造になっちゃってるとは思います。だからこそCPUは殆ど熱を持たないものであってほしかった。
じゃあZOTACとかCPUファンに向かって廃熱しない方がよかったんじゃないのかって?それはそう。いや、このグラボがそれらと同じ値段で手に入ってしかも値段的にはこっちのが高いんで・・・欲に流された。
で、さっそく初期セットアップ終わらせて試運転したんですが・・・。
CPUファン「ギュイイイイイイイイイン」
なんかちょっと操作しただけで急に凄い回転しだす。なんだこれ??
というわけで新しいPC購入すると遭遇するいつものトラブル編です。
このままその話を書きたかったのですが今日時間がないのでいったんここまで・・・。来週この続きを書きたいと思います。
前回更新してからだいぶ時間が経っちゃいました。
あらすじとして新しいPCを用意。実際凄い早くなったしMMD内のフレームレートもこれまでエフェクト有りにするとFPS21くらいだったのが60まで改善して激速に。素晴らしい。
が、何かちょっと操作するだけでCPUファンがイかれるほど高速回転するという事象に遭遇。うるせぇ。
しかも試しにVRでビートセイバーとかやってみるとゲームがクラッシュするレベルでカックカクになるという始末。なんやこれ。
というわけでトラブルシュート編に入るわけですが・・・・。
実はこれについては偶然にもあたりというか察しのついていたところがありまして元々RyzenCPUにはPrecision Boost Overdrive(以降PBOと称す)とCore
Performance Boost(以降CPBと称す)と呼ばれる機能がありどちらもオーバークロックに関連する機能になります。
CPBは特定の1コアに負荷がかかって外のコアが休んでるみたいな状況になったときにその忙しいコアをオーバークロックさせて性能アップを図る仕組みでPBOはこの項目で指定した温度を迎えるまではそのオーバークロックを許容させるといった機能です。
これがデフォルトでONになっているという事を知っておりこの辺をOFFにすれば解決するのではという読み。多分ファンが定期的に唸りだすのはオーバークロックされて温度が上がった結果ではないか。
というわけでさっそく無効化してみることに。
マザボのメーカーによって異なることもありますがとりあえずPC再起動して立ち上がる前にF2ボタン連打してBIOS画面へ。
私はAsrockのSteal Legendというマザボを使っていますが、F4でワードの検索に入れるのでPreとかで検索してPBOの項目を探します。
検索して無効化した様子が上の写真の状態。
続いて同じくCoreとかで検索してCPBの項目を検索。
同じくこちらもDisableに。
一応自力で探し出すのならどちらもアドバンスドのタブの中にあるらしい。
後はこの設定を保存してOSを立ち上げてみる。
その結果、ちょっとなんか操作しただけでCPUファンが分回ることもなくなりVRの挙動が安定しない問題も解決しました。
ONになってるとなんでVRの挙動が不安定になるのか理屈はあんまり理解出来なかったのですが頻繁にクロックが変わるとなんかよくないらしい。
ネットで色々検索するとCPBを有効にしているとFF14とかがクラッシュしてエラー落ちするみたいな報告をちょいちょい見かけており実際OCするとアプリ面で悪影響を及ぼすケースもあるらしい。はえー。
ちなみにCPBあたりを無効にしたということは今までOCして性能引き上げていたのをやめたということであるので当然ながらちょっとだけ処理のスピードは落ちました。
ただ普段使いに関しては差は全然わからないしMMDのフレームレートも52FPSに落ちたくらいであんまり気にならない数字。変にCPU温度が上がるくらいならこっちのほうが精神的には安心する。
似たような問題でグラボの温度の方も図ってみることに。
一個前のPCを組み立てた時にもお世話になったHWiNFOを使って各パーツの温度を図ります。
CPUは先程CPBを無効にしたのでいいのですがグラボの方がなんかゲームを起動していなくてもGPUホットスポット温度が70度近くとやけに温度が高い。
ただよくみるとGPUファンが回っていなく、ホットスポットの温度が75度に差し掛かったあたりでファンが回転。その後温度は45度近くまで下がり、再びそこでファンが停止。
ファンが停止したことでまたGPUホットスポットの温度が75度に到達しまたファンが回転・・・というのを繰り返していました。
ゲームとかやっている間は常に温度が高くなるのでファンも常時回転するんですがアイドル時にこんな挙動をしているのは少し気持ち悪い。
というかどのみちファン回転して冷却するんだったら最初からファンをずっと動かして冷却し続けてほしい。変に温度変化が発生し続けると劣化も早まりそうだし。
というわけで今度はこちらの問題に対処することに。
前のPCでも似たような事やっていましたがあのときはマザボのチップセットファンの方で今回はグラボのファンの問題なのでMSI Afterburnerをダウンロード。
グラボのチューニングの定番ツールですね。
インストールしたらafterburnerで歯車ボタンを押して今使っているRTX4070Superをきちんと対象にした後にファンのタブから調整を開始します。
チェックボックスとかプルダウンの設定を上記スクショのとおりにやってみました。
ファンを回転させる場合は30%以下のスピードにすることはできないようなので最低ラインを30%に。そこからGPU温度が50まで上がったらファンスピードを50%。これはホットスポットではない所基準なのでGPU温度が50度ということはホットスポットは60度くらいの状態。そこから更に温度が上がるようであれば更にファンを回転させて・・・といった形です。
このように設定した結果、撮影時は10月くらいのまだまだ暑い日が続く季節ではあったんですが常時ファンも回転し続けることでホットスポットの温度も45度くらいで落ち着くようになりました。
最大で72度近く計測していたときがまだ調整前のときの温度ですね。
11月半ばになった今は室温も20度ギリギリ下回るくらいの温度ですがホットスポット温度は41度とヒエッヒエの状態。
ファンを常時回転させるとファンの部品が摩耗して故障が早まるなんて聞きますが、正直眉唾ものだと思っていてケースファンとかCPUファンとかあっちも沢山回転してるのにグラボだけそんな脆弱なの??っていつも思っています。
その真偽をちょっと確かめるという意味も少し含まれていたりします。
ともかく、これで最初のチューニングは概ね終わった感じ。
前のPCを組み上げた後はプチフリ問題が発生したり異音問題が発生したり色々トラブルに見舞われましたが今のPCはそれ以外では特にトラブルは起きていないですね・・・。
このPCもまた5年戦ってくれる事を期待しています。
それでは今回はここまで〜。またトラブルとかあったら備忘録としてまとめたいと思いますー。